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初めてデザフェスに出展した感想! 机椅子レンタル・準備は早めに! 創作活動は時に楽しく、時に精神がタフじゃないと怖い!【クローゼッ島アニマルズ】

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先週、2016年5月14.15 デザフェスにて出展・販売してみました。

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以前、ちょっと出していたTシャツ犬の進化版



『クローゼッ島 アニマルズ』です!



大切に着られた服には命がやどって

クローゼッ島という島で楽しく暮らしているんだ。


ペットが飼い主に似るように

服達もどこか大切に着ていたあなたに似ているよ。


そんな世界観でやっていこうと思ってます!




ではまずデザフェスについて。年2回ある大きなイベントです。



ネットを中心に有名なイラストレーターから、
アマチュア画家、売れない画家、

美大生や趣味人、承認欲求のカタマリな少女、
おとなしい人、過激な人、変人、日本人、外国人、

さまざまなクリエイター達のまるで文化祭のようなイベント…
それが『デザフェス』だと思います。

デザインフェスタは、どんな感じかな?と一度体験したかったので応募したところ

運よく当選したのです。8月のイベント開催日に向けて、
引っ越して気分一新だから頑張ろう!と思っていたら


大きな勘違いをしていました。


開催は8月ではなく、5月だと…開催数日前に気付きました。

ギリギリじゃなきゃぼくダメなんだよ! と
B'zの歌 ギリギリチョップが頭の中を流れる程あせっていました。

中途半端なものを出すくらいなら出ない?とも考えたけど、

完璧に納得しないと動かないと決めて、完璧が作れなくて動けないのが僕の悪いクセなので、

予行練習として、完璧でなくてもお客さんの反応を見るため出ることにしました。

準備時間が無いのは大変です。
頭の中ではイメージがいっぱいあっても、この世にはまだ形がない。
だから当然、目に見える形に作らないといけない。

徹夜で樹脂粘土をこねて作りました。

ジーンズウサギ、チノパンウサギ、Tシャツ犬、タンクトップ犬、

スカー豚(トン)、短パンダ、ブリーフ猫 などなど




次に展示方法です。

机や椅子のレンタル貸出予約は終わってたので、急いで幕張のIKEAへ。

当日、自転車と電車で持っていくので、できるだけ軽い棚を買うことに。
椅子は立つから不要と判断。


ケースはネット注文したら間に合わないから、店を自転車ではしりまくり
かき集める。(これで1日つぶれました)


徹夜状態で大荷物を自転車で運ぶ…
車がこない道を選び、慎重に駅まで運びました。

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なんとか 90㎝×180㎝のスペースに設置完了!

まわりを見ると、豪華で個性的なブースがたくさんあるので
皆すげーな!と思いつつ、開催時間の11時を向かえました。

僕が決められた場所は4階の最も奥。
東京ビッグサイト、すさまじい数のブースを見るのに疲れた人はそもそも4階まで来ないし、
その奥となると、あまり人が通らない最悪の場所です。



最初はジーと横に立っていました。
「なにこれかわいい」そんな声は通っていく若い女子からあるけど、そこまででした。

もしや声をかけた方がいいのか?

そう気付いたので、作品を見てくる人に積極的に声をかけることに。

「Tシャツみてたら犬に似てるなと気付き、タンクトップは柴犬だと思って、
 ジーンズもこう逆にしたらウサギだ!と思ったのがきっかけで~」
「クローゼッ島っていう世界があって」

そんな説明をすると、独創的だね!おもしろい!と言ってくれる人がいて
嬉しくなりました。


「ステッカーは無いんですか?」
「ポストカードが欲しい」
「ホームページは無いんですか?」


そういう声を聞くと、ああ、デザフェスに来る様なかわいいモノが好きな人は、
ステッカーとか欲しがるんだ!とわかりました。

「フィギュアは部屋に飾る場所をとるからいらない」
そういう声も多かった。

「ははは、こういうのがデザフェスらしい作品だよね」と僕の見ながら歩いていったカップルがいて、
そうか、デザフェスらしいのかーと思ったり。

他の出展者さんと話すと、デザフェスも年々傾向が変わっているそうです。

最初の頃は、世捨て人的な狂人的な芸術家っぽい人や作品が多かったけど、
最近は、女性を中心としてファンシー雑貨や手作りアクセ、ゴスロリ、日用品がほとんど、と。

なるほどー。

最初に僕の作品を飼ってくれたのはこの方! 嬉しかったので写真をお願いしました。
スカー豚が一番にお迎えされるとは思ってなくて、ブリーダーとしては驚きました笑

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その後も飼ってくれる方がいて、

写真撮影OKだった一部の方を載せていきます!

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初日は徹夜明けに、重い荷物を運び設営し、
一日中立っていたからヘトヘト。

だけどポストカードが欲しいという声が多かったことを踏まえ、

3種類だけポストカードを作って翌日もって行きました。
そしたら、次の日はポストカード9 フィギュア1の割合で売れるという。

1 イラストレーターの僕の力が発揮されるのは、造形ではなく絵なのかもしれないし。
2 価格も安いから買いやすい。
3 荷物にならない。

だからポストカードが売れるという、そんな当たり前の事にも気付かされました。

作る労力と、材料代、ケース代金を考えると、
このフィギュアは作るの時間もかかるし大変な割りに利益は少なく、

ポストカードは、プリンターがどんどん刷ってくれて楽なのに利益が多い(安価だけど)
制作に時間をかければ売れるわけじゃないんですね。ふむふむ。
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かわいいー!とか言ってくれたり、笑顔で通っていくのは若い女性や、少女が多かったけど、意外と飼ってくれた人は男性も多かったです。


僕が出した一番小さなブースの場所代が2万円。
この2日間の売り上げあわせたら、トントンという所でした。


個人相手に安価なもので利益出そうとすると大変!
※ヒットすれば、凄いけど。

よく営業職でも、個人営業なのか企業営業なのかで利益が違うと言います。

僕の友人の営業マンも、大企業や国や県を相手に何千万円、何億円というビジネスをしているけど、
個人相手で何千万円というのはポンポン出ない。

「営業して稼ぐなら、企業向けが一番いいよ」
「お金のない個人や、小さな会社相手に仕事しても、時間取られるだけ」
とアドバイスをくれたことがあります。

デザフェスのようなクリエイティブイベントは、どうも僕が見た感じ
利益だせる人は半分くらいかなと思います。

それも、長年やっていてファン・信者がいる人。

イベントにおいて、僕は名刺的なカードを作って行かなかったんですが、
飼わない人でも、カードは欲しがる人がたくさんいました。

僕自身は、そういうカードもらわない派、いちいちチェックしない人間なので、
どうせ皆いらないでしょーとか思っていたんだけど、僕がマイノリティだったようで、

イベントに来る人は、「好きな作家をみつけたい」「チェックしたいから名刺欲しい」
という人が多かったです。

次、何か出るときは名刺を用意していこうと思います。


さて、3つ興味深かった話を。

「あ、Tシャツ犬みたことあります!」
「え!まじで?どこで?」

「ネットで。同人誌を作りたくて調べていて」
「ああ、コミティアに出たときのあれか!」

「そうですそうです!あの本売ってないんですか?欲しいです」
「あれは持ってきてないんですよ~」

そんな会話がありました。
世の中いがいと観てる人っているのかも?
このブログ記事もデザフェス出たい人が参考にみるかも?ですな。



次に、1日目の終了まぎわ、

「すみません、愛媛のデザインの学校で学生をしている者なのですが、
 興味深い作家さんにお話を聞いていて今お時間よろしいでしょうか?」

と女子に話しかけられました。
「もしかして、河原デザインアート専門学校?」
「はい」

「偶然やね! 僕も3年前、ちょっとそこでイラストの講師してたよ」
「え!本当ですか」

「佐伯ウサギって名前で」
「あ、なんか聞いたことあります」

「何時に会場にきたの?何人ぐらいに聞いたの?」
「11時から来て、6人お話を聞きました。」

なーんて事がありました。日本中の学生が出展したり、勉強しに来ていると思うけど、
こういう偶然もあるんですね。

スタンド使いが惹かれあうように、愛媛人同士も惹かれあう?


最後に、

僕は人気ブースではなかったけど、3日間で準備した割には予想以上に
多くの人に喜んでもらえたし、今後の参考になったので出展して良かったです。

だけど、現実は厳しい面もあります。

夜7時までが出展時間だけど、ある出展者さんは夕方には帰っていきました。
その人の前には、ほとんど人が立ち止まっていませんでした。

多分だけど、ツラかったんだと思います。

自分の好きな絵を描いた、見せた、ほとんどの人が素通りする、無視する。

だれにも認められない。
自分の絵は必要とされていない。  自分は必要とされていない。

もしかしたら、そんな気持ち。

特に、絵を描いたりするのが好きな人ってメンタルが繊細な人が多いから、
余計にショックだと思うし、気持ちはよくわかります。


「うるせー!みんなが嫌いでも、
 俺は好きな絵なんだから好きに描くぜ!」
そう開き直れる強さを、みんながみんな持ってるわけじゃなく。



ネガティブ思考人だと、9人に好かれても1人に嫌われたら
そこを引きずってしまい、落ち込みすぎる事がよくあって。

難しいっすね。

好きな絵を描いて、自分が満足して、
それを好きだと言ってくれる人がいて、楽しみにしてくれる人がいて、
それがお金になって運よく食べていけたり、地域や文化に寄与する幸せ。

クリエイターの幸せの頂点はきっとこのひとつ。
だけど不幸せの形は無数にある。

嫌いな絵を描いて、それが認められてお金にもなってもそれもツライ。
好きな絵を描いても、世の中の需要にあわないと貧乏生活まっしぐらでツライ。

「辛い」と「幸せ」は漢字的にも紙一重、昔の人はよく作ってる。


スター選手がいれば、スターになれなかった選手がいるし、
売れっ子作家の後ろには、売れなかった子作家が山のようにいる。



でもまぁ

何億、何兆という精子達の戦いを ぶっちぎりの1位で勝ち抜いたから
僕らはこの世に生きていて、

親や先生や友達や先人のおかげで文章が読めたり
美味しいものを食べたり、失恋だってできると考えたら、

落ち込んだ気持ちも 少し楽になるんじゃないかなーと思ったりします。


デザフェスの表面的な感想は、疲れた!楽しかった!もっとうまくやるぜ!



深いところの感想は、創作活動は精神がタフじゃないと怖い!



創作って、

他人に自分の心の奥の弱い部分をさらけ出すような行為だから
それを否定されてもくじけないタフさが無いと
大ダメージを受けるから気をつけた方がいい。

自分も含めて、悪気無く感想という形で人を傷つけてしまうのが普通の人間。
Aというパン屋さんが繁盛するうらには、
Bというパン屋さんが落ち込んでいたりする。

共産主義とか平等社会になったとしても、あの子は好き、あの子は嫌いとか
彼女を独占したい、他の男に渡したくないとか
それはどうしようも無い人のサガ。

勝ったり負けたり、凹ませたり凹んだり。
気にスンナ方向でいこう それがいい


晴れたり 雨だったり



もうすぐ梅雨ですな


PS 作者の特権。 大量に並べて部屋に飾れるという楽しみ方♪
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by imag0960 | 2016-05-22 19:42 | 描いたイラスト/デザイン/似顔絵 | Trackback

SAEKI USAGI


生年月日: 1980年2月22日 魚座 O型 独身  出身: 愛媛県東温市  現住所:東京中野→いま千葉浦安

職業:イラストレーター/グラフィックデザイナー/似顔絵師/クリエイター

★YouTubeに、ペットのうさぎくんや、フィギュアやドライブ、趣味の動画をたまにアップしてます。 「佐伯ウサギの趣味チャンネル」良かったら登録してくれたら嬉しいです。 https://www.youtube.com/channel/UCo6JaD9R_4Q4iVkc2ciDpoA



長すぎて最後まで読んでもらえないプロフィール選手権があったら、いいとこまで行けそうなプロフィールがこちら!

愛媛の田舎の山奥で育つ。小学生低学年まで家には水道がなく、母は川で洗濯し、お風呂は父が川からくみ薪で沸かしていた。飲み水は井戸水。川で魚を手づかみしたり、バケツいっぱいにイモリとったり、山には猿がいる…近所に人もそんなにいない、スーパーも遠い、文明があまりない自然だけは豊かな環境で育つ。たまに連れて行ってもらった松山は超大都会に見えていた。物心ついた頃から絵を描くのが好きだった。

愛媛県立松山南高校デザイン科卒 その後広島へ行く。集英社ジャンプへ持ち込みしたり、洋楽にはまったり、生活費稼ぐ為バイトに明け暮れたり。東京で漫画家先生のアシスタントに受かるも、生意気に先生に反論したりして1日でクビになる。自分に絵の才能は無いんだと思い地元愛媛に帰りなんでもいいから働こうと思う。すべてに疲れて、好きだった絵を描くのが嫌になる。

2000年 20歳前後 近所だったからという理由だけで、金属加工会社で汎用旋盤工として勤務。汗と油にまみれる1年。工場なんて誰でも出来る仕事やろ、と最初はなめていた。だけど現実は高い技術と集中力と体力がいった。普通に仕事して普通に生きるって簡単じゃないんだと知った。ヤンキーあがりの同僚が仕事はちゃんとしてたり人は見かけじゃわからないと知る。女の子ナンパに海辺へ夜連れていかれたり真面目な世界しか知らなかった僕に色んな世界があることを教えてもらった。ただそういうヤンチャな人は、人として時々クズだったりもするので、やっぱ僕には合わないなとも思った(笑)。仕事的には安定した日々だったけど、フツフツとやっぱり絵を描きたくなる。なんでもいいからとりあえず絵を仕事にしたくなる。「そんな夢みたいなことで辞めたら後悔するよ」と優しい上司に心配されたけど決めたから退職。同僚のヤンキーくんは「仕事辞めて~」とよく言っていた。僕が言ってすぐ辞めたら「お前すげーな」となんか褒められた。

2001年~2007年 友人の紹介で、地元求人情報会社にバイトで就職。すぐ正社員になる。誌面デザインや表紙イラスト、カットイラストいろいろやることになる。この頃、ひょんな事から佐伯ウサギと名乗ってしまう。その後デザイン会社に誘われ就職した時にも佐伯ウサギをそのまま使用することになる。人生は不思議だ。

いろんな広告デザイン、フリーペーパーの紙面デザインや名刺や・結婚式ウェルカムボード・ギフト用に似顔絵、そこの店舗の接客やレジ打ちなど、やったことない経験を色々する。先輩デザイナーもいなくて、デザイナーは自分一人だったし誰にも教えられないままなんとか独学で制作。午前9時出社し午前4時退社し午前10時出社とか…多忙な日々。ある意味超ブラックだったのかもしれないけど、一緒に紙面作った編集さん達との取材の思い出は、今となっては宝物だ。思い返せば似顔絵も飲み屋でノリで描いてみたのがきっかけだった。本当に人生は不思議だ。予想しないことが起きる。

2008年9月に独立 フリーランスへ。自分ひとりで自由にやると楽しいかもと単純に思ったから。経営の知識もなく、営業のスキルもないけど。屋号、佐伯ウサギデザイン事務所として登録。周りの方に助けられながら愛媛県を中心に活動。部屋の中でデザインするイラストを描くだけでなく、依頼があると地方のお祭り・ブライダルイベントなどで即興似顔絵を行い喜ばれる。部屋で黙々仕事すると息が詰まるのでそんなお仕事依頼は楽しかったです。そして、消費されるだけの作品ではなく誰かの宝物や思い出になる作品を創るってめちゃ幸せだなーと知る。ご縁あり野外フェスモンスターバッシュ等で観て感動してた大好きなウルフルズさんのライブヤッサ2008イラスト描かせていただきライブ後お会いできたのが嬉しかったです。

愛媛で有名なサイト「アイマグ」さんにて依頼がありBlogを書かせていただく事に。

2012年春~秋 河原デザインアート専門学校にて商業イラストレーション非常勤講師を依頼され、短期ならば、僕でよければ!とやらせていただき良い経験になった。

この頃、理解されないかもしれないけど、 作りたいものを作る活動もしたい! と、シャイで臆病だからずっと抑えていた自分を表現するアート方向の創作意欲にも向き合い始める。

頭の中に「一度きりの人生を生きること、不老不死」をテーマに書きたい物語が浮かんだので、半年かけて愛媛が舞台のSF小説「アップルスネーク」を書く。 http://bccks.jp/bcck/114905

2012年秋、芸術といいますか自分が欲しかった神様といいますか、簡単には言えないんですが、サムラビッツ活動を開始。人の悩みから生まれる怪物「悩み龍」を、希望の剣で断ち切ってくれる手乗りサイズの神様。それがサムラビッツ。見た目はウサギ+SAMURAI。神様なんだけど不完全でちょっとドジ。そんな彼の夢は、世界中の悩みに押しつぶされそうな人のそばにいって、悩みをちょっとでも軽くしてあげること。 僕はまずずっと心に引っかかっていた被災地東北まで行って手を合わせる事にしました。そこまでの地続きの街々を軽自動車で走りながら、人々が救われる光の象徴である観光地を訪れ、観光地 × サムラビッツの絵画作品を描く約10日の旅をしました。途中、無性に今すぐ個展がしたくなったから、その絵達を見せるため自分を変えるため、急いで問い合わせや準備をして1週間で愛媛県美術館で はじめての個展 「闇を断つ希望の剣 サムラビッツ展」をむりやり開催。本当に計画性無く、胸からあふれた衝動で動いた活動だけど、意外と多くの方に見ていただけて嬉しかったです。芸術家をやるのに資格はいらないみたいだ

2013年4月 表現者としての経験・挑戦のため33歳で東京へ上京。愛媛の仲間には「東京は絵を描くライバル多いからやめとけ」とか「バイトに明け暮れて帰ってくるよ、そんな若者だいぶ見てきた。君には向いてない」と優しさから心配されたけど、決めたのでいく。

僕はおとなしい人間だが、弱虫ではないのだ。羊の皮をかぶったオオカミ・・・いや、ウサギなのだ!

東京は高層ビルが多いし、電車に乗ったりできるのが新鮮で楽しかった。東京中心以外は昭和っぽく意外と古臭いことも知った。人情もあって冷たい街ではなかった。そんな知り合いもほぼいない東京でアート活動がとんとん拍子にいけばいいんだけど、ちょっと迷いが生まれたのでサムラビッツ活動を休止することにしたり、新しい自分に生まれ変わりたくて、もう似顔絵を描かない宣言をして、だけど描いてほしいという依頼もありがたいことにあって撤回をする。オリジナル創作活動のひとつ「クローゼッ島アニマルズ」活動もグルグルしてたりと、迷走しがちな人間です。お恥ずかしい。ですが、なんとかまわりの優しい人、素晴らしい先輩達のおかげで成長している!…はずです笑。ご縁があり銀河鉄道999等で有名なあの松本零士先生のお家に行ったことも、人生はたまに予想外の楽しいことが起こる!

2016年頃から★NHKや、EテレRの法則イラストなどテレビのお仕事をいただくことが増えてきました。 他にも、★ラスカルでおなじみジェイアニメ様の新キャラ「きのぼりカンガルーシンドーさん」をデザインさせていただいたり。シンドーさんLINEスタンプ好評発売中♪  http://imag096.exblog.jp/23617196

似顔絵だと、★大田区のおおたオープンファクトリーというイベントで2015年から2016年と日本が誇る職人さん達の似顔絵を描き、ヒーローカードにする企画に携わらせていただき好評です! 2017年も関わらせてもらい感謝。

フジテレビ番組 クイズやさしいね 世界が驚いた!日本の思いやりSP 2017年2月21日放送にて、この職人似顔絵ヒーローカードがクイズとして取材いただき放送されました!!

★2016年~ あのクリエイター集団チームラボの、チームラボカメラのグラフィック等制作に関わらせていただくことも。本当人生は不思議

★小学生向けに、わかりやすく日本遺産 四国お遍路をくわしく解説したパンフレットのマンガやイラスト制作  http://imag096.exblog.jp/24300340

などなど、色々とやらせていただいています。ありがたいです。クライアント様のご要望をくんだイラストやデザインを心がけています。ご依頼、お問い合わせはお気軽に!お待ちしております。

メール saekiusagi1@gmail.com (@の前に数字の1があるのでご注意。)

ツイッター https://twitter.com/saekiusagi

★ 佐伯ウサギ作品紹介ページ http://saekiusagi.tumblr.com/

★2009年4月~2015年11月まで、アイマグに書いたブログ記事は一度消えちゃったので、それを保存していたサイトがこちら。半ケツ写真とか若い頃をまとめた記事 http://usagisugukesu.blog.fc2.com/blog-entry-278.html/

★一番初期にネットに書いたブログがこれ。2006年7月~2009年4月まで。懐かしい 特に、大街道でファッションショーをした最初の松山モードフェスで一応主要スタッフの一人として動き、 泣き笑いした思い出の記事は今振り返ると青春だし、超エモいです。こちら https://saekitoyo.blog.fc2.com/blog-entry-391.html


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