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漫画家 浦沢直樹展「描いて描いて描きまくる!」の感想 弱さを抱える老若男女、みんなが主人公だから共感するんだ


3/31まで世田谷文学館で開催中の、漫画家 浦沢直樹さんの美術展

「描いて描いて描きまくる!」を見てきました。

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展覧会も終盤、平日の昼間だからスムーズに見れるかな?
と思ったんですが、人が多かったです。

客層は中年男性が2割、中年女性が2.5割、
10代20代男性が2割、10代20代女性が3割、小学生以下が0.5割


老若男女に愛されている そう感じました。

 
ハードボイルドなサスペンスが光る漫画家さんなので、
ファンは男ばかりなのかなーと勝手に思っていたけど、女性が多かったです。

そういえば、僕が高校のときも教室で浦沢先生のサスペンスで医療で
サイコな漫画「モンスター」も、女子達が回し読みして人気でした。

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まるで、ケンヂ君達に秘密基地へ誘われるような遊び心のある入り口。

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ロビーには物販コーナーとキャラパネルが。ここは撮影できます。

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メイン会場は2階です。ここからは基本撮影禁止なので文章でザッと展示内容を説明します。


最初にガラス越しに、ビリーバッドの原画が目線の高さで展示。
原画の下にはラフ画もあり、ラフと実際に描いた絵の違いが楽しめます。


映像コーナーでは、浦沢先生がペン入れしている様子が流されています。

昔見たテレビ「たけしの誰でもピカソ」で浦沢先生は超速で絵を描いていたのが衝撃で、
ビデオにとって何度も見ました。

展示会で流れていた映像では、すごく丁寧に時間をかけてペン入れしていました。

「あの浦沢先生でもやっぱり時間かかるんだ。同じ人間なんだ。」
と、ちょっとホッとしました。そして同時に

「人気作家で億万長者になろうとも、コツコツと作画作業をつみ重ねて
 時間をかけて名作を作っているんだ。」

と、立派な仕事をするには近道ないんだなーと、尊敬の感情を改めて持ちました。


※ちなみに今調べたら、「たけしの誰でもピカソ」に出演したのは、
テレビ東京「たけしの誰でもピカソ」1998 年 5 月 15 日
らしく、僕が広島に住んでいた時にたしか再放送で見たんだな~。



メインの展示は、3㎡の壁4枚に囲まれたものが会場内に6箇所ほど
点在する感じだったと思います。

その3㎡の壁には、例えば柔道漫画ヤワラの第一話の原画30枚ほどがガラス越しに展示されています。


プルートゥでアトムがボラーと対峙するシーンも、
モンスターでは超人シュタイナー グリマーさんの泣けるあの名シーン、そして最終話の原画。

20世紀少年では、ケンヂ達が血の大晦日で「俺達が夢に描いた未来のロボットはこんなんじゃねぇ!」と乗り込み、
街中にロボットや太陽の塔が出現するあの回の原画が展示されていました。

happy!やマスターキートンの名場面ももちろんありました。


なんであんなに泣ける話がうまいんだろう すごいです。

他にも、ボブディラン好きな先生の歌うCD視聴コーナーがあったり
卒業文集や、幼い頃の絵が展示されていました。

6歳の時点で「まわりの子のレベルに合わせて下手に描いた」という絵。
小学生でオリジナル漫画を描いて本にしたり、芥川龍之介を漫画化したり……

渋い! 賢い!

…浦沢少年はクールな、大人より大人な少年だったんだろうと勝手な想像。


一生懸命、かめはめ波を撃とうと、撃てると信じて練習していたバカな自分と全然違います。


僕も幼い頃から絵を描くのは好きだったけど、物語作りは興味なくて読書も全然しなかった。

若くして人気作家になれる人、
若くして一流スポーツ選手になれる人達は、
英才教育ではないけど、6歳頃にはもう天才の片鱗がどうも見え隠れしてるようです。


展示されていた年表によると、幼い頃に両親が別居していた事などが書かれていました。
ふと、他の有名漫画家さんでも親が別居とか離婚とか、よく目にすることを思い出しました。


作家は経験が大切だと言われます。

孤独や葛藤を乗り越えて前にすすむキャラクター達の心動かす物語を創れる人は、
多感な幼少時代から、悲しい事や辛い事を経験し、乗り越えてきた人なのでしょう。



ふわーとのどかに生きているだけじゃ、
人の心を激しく揺さぶる作品は創れないのかもしれません……


いや、どんな経験も活かせるはず。

完全な人間はいない、エリート医師の弱さ強さ、
水商売女性の弱さ強さ、平凡なサラリーマンの弱さ強さ、

いろんなタイプの人が世の中にはいて、それぞれに弱さと葛藤があり、
だからこそ主人公になれる資格が、瞬間がある。

そういう物語が、たとえば浦沢作品には沢山ある。


エリート医師が「命は平等じゃないもの」と言われ、
すんなり受け入れられず葛藤している物語、

しがないコンビニ店員がテロリストとなった昔のともだちと戦う物語。


作者は違うけど、例えばダイの大冒険でも
弱虫だったポップが勇気をだして戦うシーンが一番人気だったりする。

ドラえもんでも、のび太が勇気をだしてジャイアンに立ち向かうシーンが共感を呼ぶ。

僕ら人間ってのは、だれもが弱さを抱えてるから、
そういう物語に共感しちゃうんでしょう。定番、だけど王道の物語。


浦沢先生は、エリートや凡人。老若男女さまざまな人の葛藤を
丁寧に描かれている。

それぞれが主人公の物語を描いて描いて描きまくってるから

老若男女に人気があって、個展に来るファン層も幅広い。


人はみんな脇役で主役。それぞれに弱さがあり、強さも持っている。



なんていうか、

弱さを武器に、強さを盾に。

そんな風に生きられたらかっこいいな。




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by imag0960 | 2016-03-25 21:41 | イベント感想/旅行記 | Trackback | Comments(0)
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SAEKI USAGI


生年月日: 1980年2月22日 魚座 O型 独身  出身: 愛媛県東温市  現住所:東京中野→いま千葉浦安
職業:イラストレーター/グラフィックデザイナー/似顔絵師/クリエイター

愛媛の田舎の山奥で育つ。小学生低学年まで家には水道がなく、母は川で洗濯し、お風呂は父が川からくみ薪で沸かしていた。飲み水は井戸水。川で魚を手づかみしたり、バケツいっぱいにイモリとったり、山には猿がいる…近所に人もそんなにいない、スーパーも遠い、文明があまりない自然だけは豊かな環境で育つ。たまに連れて行ってもらった松山は超大都会に見えていた。物心ついた頃から絵を描くのが好きだった。

愛媛県立松山南高校デザイン科卒 その後広島へ行く。集英社ジャンプへ持ち込みしたり、洋楽にはまったり、生活費稼ぐ為バイトに明け暮れたり。東京で漫画家先生のアシスタントに受かるも、生意気に先生に反論したりして1日でクビになる。自分に絵の才能は無いんだと思い地元愛媛に帰りなんでもいいから働こうと思う。すべてに疲れて、好きだった絵を描くのが嫌になる。

2000年 20歳前後 近所だったからという理由だけで、金属加工会社で汎用旋盤工として勤務。汗と油にまみれる1年。工場なんて誰でも出来る仕事やろ、と最初はなめていた。だけど現実は高い技術と集中力と体力がいった。普通に仕事して普通に生きるって簡単じゃないんだと知った。ヤンキーあがりの同僚が仕事はちゃんとしてたり人は見かけじゃわからないと知る。女の子ナンパに海辺へ夜連れていかれたり真面目な世界しか知らなかった僕に色んな世界があることを教えてもらった。ただそういうヤンチャな人は、人として時々クズだったりもするので、やっぱ僕には合わないなとも思った(笑)。仕事的には安定した日々だったけど、フツフツとやっぱり絵を描きたくなる。なんでもいいからとりあえず絵を仕事にしたくなる。「そんな夢みたいなことで辞めたら後悔するよ」と優しい上司に心配されたけど決めたから退職。同僚のヤンキーくんは「仕事辞めて~」とよく言っていた。僕が言ってすぐ辞めたら「お前すげーな」となんか褒められた。

2001年~2007年 友人の紹介で、地元求人情報会社にバイトで就職。すぐ正社員になる。誌面デザインや表紙イラスト、カットイラストいろいろやることになる。この頃、ひょんな事から佐伯ウサギと名乗ってしまう。その後デザイン会社に誘われ就職した時にも佐伯ウサギをそのまま使用することになる。人生は不思議だ。

いろんな広告デザイン、フリーペーパーの紙面デザインや名刺や・結婚式ウェルカムボード・ギフト用に似顔絵、そこの店舗の接客やレジ打ちなど、やったことない経験を色々する。先輩デザイナーもいなくて、デザイナーは自分一人だったし誰にも教えられないままなんとか独学で制作。午前9時出社し午前4時退社し午前10時出社とか…多忙な日々。ある意味超ブラックだったのかもしれないけど、一緒に紙面作った編集さん達との取材の思い出は、今となっては宝物だ。思い返せば似顔絵も飲み屋でノリで描いてみたのがきっかけだった。本当に人生は不思議だ。予想しないことが起きる。

2008年9月に独立 フリーランスへ。自分ひとりで自由にやると楽しいかもと単純に思ったから。経営の知識もなく、営業のスキルもないけど。屋号、佐伯ウサギデザイン事務所として登録。周りの方に助けられながら愛媛県を中心に活動。部屋の中でデザインするイラストを描くだけでなく、依頼があると地方のお祭り・ブライダルイベントなどで即興似顔絵を行い喜ばれる。部屋で黙々仕事すると息が詰まるのでそんなお仕事依頼は楽しかったです。そして、消費されるだけの作品ではなく誰かの宝物や思い出になる作品を創るってめちゃ幸せだなーと知る。ご縁あり野外フェスモンスターバッシュ等で観て感動してた大好きなウルフルズさんのライブヤッサ2008イラスト描かせていただきライブ後お会いできたのが嬉しかったです。

愛媛で有名なサイト「アイマグ」さんにて依頼がありBlogを書かせていただく事に。

2012年春~秋 河原デザインアート専門学校にて商業イラストレーション非常勤講師を依頼され、短期ならば、僕でよければ!とやらせていただき良い経験になった。

この頃、理解されないかもしれないけど、 作りたいものを作る活動もしたい! と、シャイで臆病だからずっと抑えていた自分を表現するアート方向の創作意欲にも向き合い始める。

頭の中に「一度きりの人生を生きること、不老不死」をテーマに書きたい物語が浮かんだので、半年かけて愛媛が舞台のSF小説「アップルスネーク」を書く。 http://bccks.jp/bcck/114905

2012年秋、芸術といいますか自分が欲しかった神様といいますか、簡単には言えないんですが、サムラビッツ活動を開始。人の悩みから生まれる怪物「悩み龍」を、希望の剣で断ち切ってくれる手乗りサイズの神様。それがサムラビッツ。見た目はウサギ+SAMURAI。神様なんだけど不完全でちょっとドジ。そんな彼の夢は、世界中の悩みに押しつぶされそうな人のそばにいって、悩みをちょっとでも軽くしてあげること。 僕はまずずっと心に引っかかっていた被災地東北まで行って手を合わせる事にしました。そこまでの地続きの街々を軽自動車で走りながら、人々が救われる光の象徴である観光地を訪れ、観光地 × サムラビッツの絵画作品を描く約10日の旅をしました。途中、無性に今すぐ個展がしたくなったから、その絵達を見せるため自分を変えるため、急いで問い合わせや準備をして1週間で愛媛県美術館で はじめての個展 「闇を断つ希望の剣 サムラビッツ展」をむりやり開催。本当に計画性無く、胸からあふれた衝動で動いた活動だけど、意外と多くの方に見ていただけて嬉しかったです。芸術家をやるのに資格はいらないみたいだ

2013年4月 表現者としての経験・挑戦のため33歳で東京へ上京。愛媛の仲間には「東京は絵を描くライバル多いからやめとけ」とか「バイトに明け暮れて帰ってくるよ、そんな若者だいぶ見てきた。君には向いてない」と優しさから心配されたけど、決めたのでいく。

僕はおとなしい人間だが、弱虫ではないのだ。羊の皮をかぶったオオカミ・・・いや、ウサギなのだ!

東京は高層ビルが多いし、電車に乗ったりできるのが新鮮で楽しかった。東京中心以外は昭和っぽく意外と古臭いことも知った。人情もあって冷たい街ではなかった。そんな知り合いもほぼいない東京でアート活動がとんとん拍子にいけばいいんだけど、ちょっと迷いが生まれたのでサムラビッツ活動を休止することにしたり、新しい自分に生まれ変わりたくて、もう似顔絵を描かない宣言をして、だけど描いてほしいという依頼もありがたいことにあって撤回をする。オリジナル創作活動のひとつ「クローゼッ島アニマルズ」活動もグルグルしてたりと、迷走しがちな人間です。お恥ずかしい。ですが、なんとかまわりの優しい人、素晴らしい先輩達のおかげで成長している!…はずです笑。ご縁があり銀河鉄道999等で有名なあの松本零士先生のお家に行ったことも、人生はたまに予想外の楽しいことが起こる!

2016年頃から★NHKや、EテレRの法則イラストなどテレビのお仕事をいただくことが増えてきました。 他にも、★ラスカルでおなじみジェイアニメ様の新キャラ「きのぼりカンガルーシンドーさん」をデザインさせていただいたり。シンドーさんLINEスタンプ好評発売中♪  http://imag096.exblog.jp/23617196

似顔絵だと、★大田区のおおたオープンファクトリーというイベントで2015年から2016年と日本が誇る職人さん達の似顔絵を描き、ヒーローカードにする企画に携わらせていただき好評です! 2017年も関わらせてもらい感謝。

フジテレビ番組 クイズやさしいね 世界が驚いた!日本の思いやりSP 2017年2月21日放送にて、この職人似顔絵ヒーローカードがクイズとして取材いただき放送されました!!

★2016年~ あのクリエイター集団チームラボの、チームラボカメラのグラフィック等制作に関わらせていただくことも。本当人生は不思議

★小学生向けに、わかりやすく日本遺産 四国お遍路をくわしく解説したパンフレットのマンガやイラスト制作  http://imag096.exblog.jp/24300340

などなど、色々とやらせていただいています。ありがたいです。クライアント様のご要望をくんだイラストやデザインを心がけています。ご依頼、お問い合わせはお気軽に!お待ちしております。

メール saekiusagi1@gmail.com (@の前に数字の1があるのでご注意。)

ツイッター https://twitter.com/saekiusagi

★ 佐伯ウサギホームページ http://saekiusagi.tumblr.com/

★僕が2009年4月~2015年11月まで、アイマグに書いたブログ記事を保存したサイトがこちら。よき思い出です。 http://usagisugukesu.blog.fc2.com/

★さらに前、2006年7月~2009年4月までのブログがこれ。半ケツ写真とか恥ずかしいことも載せてました。若かった http://saekitoyo.blog63.fc2.com


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